ドジャースが争奪戦を制しマニー・マチャドをトレードで獲得!

ドジャースがトレードでオリオールズからマニー・マチャド(SS)を獲得した。

 

LAD

マニー・マチャド(SS)

 

BAL

ユスニエル・ディアズ(OF)

ディーン・クレーマー(RHP)

ザック・ポップ(RHP)

ライアン・バノン(IF)

ブレイビック・バレラ(UT)

 


 

●ドジャースは地区6連覇&悲願のワールドシリーズ制覇へ

 

マニー・マチャド R/R 26歳

96試合 413打席 24本塁打 51三振 45四球 .315/.387/.963

今オフにFA予定&今季年俸1600万ドル

 

7球団ほどの熾烈な争奪戦を経て、ドジャースが球界を代表する選手のうちの1人であるマニー・マチャドの獲得に成功した。正遊撃手のコリー・シーガーがトミー・ジョン手術を受けたことにより、その代わりとなる選手の補強を模索していた。

ドジャースはワールドシリーズ制覇を目標としている一方、恐らく今オフにFAとなるマチャドとの再契約ないし契約延長を検討しているはすで、オフの交渉で有利に働くためにも獲得に踏み切った可能性がある。

 

今季からショートに転向したマチャドだが今季守備力-19ということを考慮すると本来のサードが適正だ。しかしジャスティン・ターナーがサードにいるため、またマチャド本人もショートを守りたい意向を示していることもありドジャースでもショートでプレーし続けるとみられている。まだショート転向1年目ということもあり、マチャドの身体能力を考えると今後守備力が改善する可能性もあり得る。

 

マチャド加入によりメジャー屈指の強力打線が完成し、バックアップにフォーサイス、ピーダーソンなど他球団ならレギュラーを獲得してもおかしくはない選手を置けることになった。全体的に守備力に不安を抱えるメンバーだが、圧倒的な攻撃力でカバーすることが可能だ。

 

故障者が続出している投手陣もテコ入れが必要だが、レッズとのトレードでリリーフ投手のディロン・フローロを獲得するなど地道な補強をしている。ただ、クローザーのケンリー・ジャンセン以外信頼を置けるリリーフ投手がいないのが現状だ。毎年プレーオフでジャンセンに負担ばかりかかり、疲労が蓄積し最後の重要な場面で打たれることもあった。そのためもう一人信頼できるリリーフ投手が欲しい状況だが、ぜいたく税の問題も抱えており補強する場合は「工夫がなされたトレード」になるかもしれません。

 

開幕からチームは停滞気味だが、投打ともに新たな戦力が台頭しており将来のチーム編成が明るくなっている。

マックス・マンシーはマイナー契約で加入しながらも、ここまでチームトップの22本塁打&OPS1.013をマークしていて今季メジャーで№1ブレイク打者と言っても過言ではない。またロングリリーフ兼先発陣の穴埋めとして開幕当初は期待されていたストリプリングも、25試合(95.1回)に登板し防御率2.08と好投を続けている。特にマンシーはファースト・サード・セカンド・レフト・ライトを守れるユーティリティーも備えているうえに、21年まで保有可能とあって今後のチーム編成が大きく助かる存在にまで覚醒した。

 

ドジャースの予想布陣

 Cヤズマニ・グランダル

1Bコディ・ベリンジャー

2Bマックス・マンシー

3Bジャスティン・ターナー

SSマニー・マチャド

LFマット・ケンプ

CFクリス・テイラー

RFヤシエル・プイーグ※

 

 Cオースティン・バーンズ

IFローガン・フォーサイス

IFチェイス・アトリー

UTエンリケ・ヘルナンデス

OFジョク・ピーダーソン

OFアンドリュー・トールズ

OFアレックス・バーデュゴ

 

※10日間の故障者リスト中

 

多くのプレイヤーが複数のポジションを守れるため、流動的な布陣になると予想される。

 

 

●ようやく主力の放出に踏み切ったオリオールズだが、課題は山積み

 

ユスニエル・ディアズ R/R 21歳

2A

59試合 264打席 6本塁打 39三振 41四球 .314/.428/.905

 

ディーン・クレーマー R/R 22歳

1A+

16試合(5勝ー3敗)79回 防御率3.30 114奪三振 26与四球 7被本塁打

 

ザック・ポップ R/R 21歳

1A+&1A

30試合(1勝ー2敗)43.1回 防御率1.04 47奪三振 13与四球 1被本塁打

 

ライアン・バノン R/R 22歳

1A+

89試合 403打席 20本塁打 103三振 59四球 .296/.402/.961

 

ブレイビック・バレラ R/S 26歳

3A

56試合 223打席 6本塁打 20三振 21四球 .284/.350/.783

 

昨年のオフからトレード話が絶えなかったマニー・マチャドのトレードが成立した。これは、今後5年ほどかけて長い再建期に入るという意味になるだろう。

 

マチャドの交換要員の目玉として加入したキューバ出身のユスニエル・ディアズは2015年のインターナショナルFAにおいて契約金1550万ドルでLADに入団した。将来の5ツールプレイヤーとして期待される外野手。各媒体で全体有望株トップ100にランクインしている。

 

ディーン・クレーマーは2016年ドラフト14巡目(全体431位・契約金14万7500ドル)でLADに入団した先発投手。大学時代は際立った成績を残せなかったが、プロ入り後順調に成長した。今季は1A+でイニング数を大きく上回る奪三振数をマーク。

 

ザック・ポップは2017年ドラフト7巡目(全体220位・契約金14万7500ドル)でLADに入団したリリーフ投手。クレーマー同様大学時代の成績は芳しくなく、通算防御率4.58。だが、今季マイナーでは防御率1.04とリリーフながら支配的な投球が続いている。

 

ライアン・バノンは2017年ドラフト8巡目(全体250位・契約金12万2500ドル)でLADに入団した強打の三塁手。今季すでにマイナーで20本塁打に到達し、評価が上昇中。オリオールズ好みの選手になれる逸材だ。

 

ブレイビック・バレラは2010年にインターナショナルFAにおいて契約金1000ドルでSTLに入団した将来のユーティリティー選手。昨年からパワーが徐々にではあるものの付いてきている。すでにメジャー経験積みのためオリオールズでは出場機会に恵まれるだろう。

 

今後もオリオールズは複数の主力選手を手放していくとみられている。トレード候補になる選手はザック・ブリットン、アダム・ジョーンズ、ブラッド・ブラック、マイカル・ギブンス、ジョナサン・スコープらだ。また本格的な再建にフロントが乗り出すことになればディラン・バンディ、ケビン・ゴースマンなど若手選手以外のほとんどがトレード候補となる。

 

再建の支障になるのはクリス・デービスとアレックス・カッブの大型契約だ。今季年俸2300万ドル(厳密には今季年俸1700万ドル。15年オフに7年1億6100万ドルで契約したが、そのうちの4200万ドルは契約終了後の15年間に支払われる)のデービスは歴史的な不振に陥っていて、今季のOPSはなんと.506&WAR-2.5と目も当てられない成績となっている。この契約が22年まで続いている。また3月に先発投手の補強としてFAのアレックス・カッブと4年5700万ドルの契約を結んだが、今季17試合に先発し防御率6.41(2勝ー12敗)となっている。

到底この2人の引き取り手を見つけるのは不可能に近く、契約が満了するまで使い続けるほかはないだろう。ただ、デービスに関しては来季復活すればよいがもしこの成績が今後も続けば最悪DFAとなる可能性もある。

 

デービスの契約が切れるのは22年で約5年後のためそれに合わせて再建を進めていくことがオリオールズに残されたベストな球団運営なのではないか。