アスレチックスがメッツの守護神ユーリス・ファミリアをトレードで獲得!

アスレチックスがトレードでメッツからユーリス・ファミリア(RHP)を獲得した。

 

OAK

ユーリス・ファミリア(RHP)

 

NYM

ウィル・トフィー(3B)

ボビー・ウォ―ル(RHP)

国際ボーナスプール金(100万ドル)

 

 

●ビリー・ビーン氏がワイルドカード争いでマリナーズに勝てると確信か!

 

ユーリス・ファミリア R/R 28歳

40試合(4勝ー4敗)40.2回 防御率2.88 43奪三振v 14与四球 1被本塁打

今オフFA予定&今季年俸792.5万ドル

 

開幕前に躍進する可能性があるチームの一つとして名前が挙がっていたアスレチックスが、現在勝率.567の地区3位&ワイルドカード争い3位と予想通りの展開となりつつある。

今年の3月に当サイトも、【ルクロイを獲得したアスレチックスが今季躍進する条件とは】という記事を掲載している。その記事で躍進する条件5つを挙げているが、そのうちの2つである有望株投手AJ・パックとグラント・ホームズの活躍の条件は大きく外れた。両投手はメジャー昇格どころか今季マイナーでの登板はなしという状況だ。

 

それはさておき、アスレチックスにとってはジョン・レスターを獲得するなど大型補強を行った14年夏以来のトレードデッドラインでの買い手となる。そのためビーン氏の動向に注目が集まっていた。

 

今季防御率0.94とブレイクを果たし、オールスターにも出場したクローザーのブレイク・トライネンに繋ぐセットアップマンが不安定な状態だった。そのため16年のナ・リーグのセーブ王でもあるファミリアを獲得できたことはリリーフ陣にとっては大きな戦力アップになる。ファミリアはコントロールが不安定な一方、ゴロ率が高く被本塁打が毎年少ない。これはアスレチックス好みの選手と言える。先日、今季年俸が550万ドルのサンティアゴ・カシーヤがリリースされ来季のリリーフ陣の予算が空いていることもあり、オフに再契約の可能性も。

 

現段階ではどちらがクローザーに固定されるかは不明だが、来季のトライネンの年俸を抑えるためにファミリアがクローザーに就任する可能性がある。

 

交換要員となった2人の有望株は将来のチーム編成に大きく支障をきたすレベルではなく、アスレチックスにとっては有益なトレードになりそうだ。

 

アスレチックスがプレーオフに進出する方法はワイルドカード争いで2位通過することだ。地区優勝はアストロズに譲ることになるが、同地区のマリナーズがワイルドカード争い2位に位置していて、ワイルドカード3位のアスレチックスとの差は4ゲーム差となっている。そしてワイルドカード3位のアスレチックスと4位のレイズとのゲーム差が5.5もあるため現状では実質マリナーズとアスレチックスの一騎打ちになることが予想される。

 

マリナーズは予算を気にしながらの補強となっていて、また交換要員となる有望株の質・量ともアスレチックスに劣っている。そのこともあり編成トップのビーン氏が、一気に補強に乗り出せばマリナーズに勝てると決断したと思われる。今後も将来のチーム編成を意識しながらの補強にはなるが、先発投手や外野の補強に乗り出す可能性が十分に考えられる。

 

 1 ブレイク・トライネン(0.94)

 2 ユーリス・ファミリア(2.88)

 3 ルー・トリビーノ(1.22)

 4 ライアン・バックター(1.83)

 5 エミリオ・パガーン(3.51)

 6 クリス・ハッチャー(4.70)

 7 ユスメイロ・ペティート(3.43)

 

※( )は防御率

 

 

●メッツは今後も保有期間が短い主力を放出する可能性が高い

 

ウィル・トフィー R/L 23歳

1A+

48試合 197打席 5本塁打 49三振 29四球 .244/.357/.741

 

ウィル・トフィーは2017年ドラフト4巡目(全体111位・契約金48万2600ドル)でOAKに入団した中距離&高出塁率型三塁手。今後もっとパワーが向上しなければ将来のサードのレギュラーを奪取することは難しい。

 

ボビー・ウォ―ル R/R 26歳

3A

34試合(3勝ー2敗)39.2回 防御率2.27 65奪三振 17与四球 2被本塁打

 

ボビー・ウォ―ルは2013年ドラフト5巡目(全体161位・契約金50万ドル)でOAKに入団したリリーフ投手。すでに2017年にメジャーデビューを果たしている。今季3Aで防御率2.27と結果を残しているため即戦力として期待できる。

 

数週間前から主力の放出が取り沙汰されていたメッツがトレード第一弾として約4年間チームの守護神として活躍したファミリアをアスレチックスに売り払った。アスレチックスの他にも複数の球団がファミリアに興味を示していた。レッドソックスはファミリアに関するトレードを問い合わせたが、すでにメッツはアスレチックスとのトレード成立に専念していたとNick Cafardo氏がレポートしている。

 

今シーズン終了後にFAとなるファミリアを低迷するチームに留めておくメリットはほとんどなかった。今後も以前からトレード話があるアズドゥルバル・カブレラ、ザック・ウィーラーらが放出されることになると予想される。(【今夏のトレード戦線でメッツは複数の主力選手を放出か】)

次の放出候補のカブレラにはブルワーズ、ダイヤモンドバックスが興味を示しているとMark Feinsand氏がレポートしている。ただ、守備力と今季年俸825万ドルが交換要員の質を下げることになるだろう。

 

編成トップのサンディ・アルダーソン氏が再発した癌の治療を受けるため約1ヵ月前から休養している。オフにアルダーソン氏に代わる新しい編成の責任者を外部から雇う可能性があり、そのタイミングでデグロムやシンダーガードのトレード話が再燃する可能性もあり得る。

 

コンフォート、セスペデス、フレイジャー、ニモ、デグロム、シンダーガードなど質の高い選手はいるものの、選手層の薄さが原因なのかなかなかチームの勝利に結びつかない状態がここ2年続いている。今季のナショナルズも同様だ。

 

同地区のフィリーズとブレーブスは14年オフから始まった再建に一定の目途が付き始め、今季は両チームとも躍進しトレードデッドラインでも買い手に回ることが濃厚となっている。オフにはさらなる大型補強をすることが予想されていて、より一層地区内の戦力バランスが交代することになりそうだ。

 

そのなかでメッツはもちろんナショナルズの立ち位置も厳しくなるかもしれない。