特集:元MVP2人が移籍したトレード最終期限

NYY

アンドリュー・マカッチェン(OF)

アデイニー・エチャバリア(SS)

 

アーロン・ジャッジ、ディディ・グレゴリアスなど主力野手の故障が相次いでいるヤンキースは、ジャイアンツから元MVPのアンドリュー・マカッチェン、パイレーツから守備力を持ち味とするエチャバリアを獲得した。

マカッチェンの今季OPSは.772で、全盛期と比較すると1割程落ちている。その要因の一つとして考えられるのが「フライボール革命」で話題となったバレルゾーンの打球が、ここ3年で毎年低下していることだ。また、三振率も16年に初めて20%を超え、今季は21.7%とキャリアワーストとなっている。

パイレーツ時代はセンターを守り16年は-28、17年は-16とメジャー最悪レベルだったが、今シーズンから移籍したジャイアンツではライトにコンバートされたこともあり、今季は+2と改善された。

 

エチャバリアの打撃力は期待できないが、内野手の故障者の穴埋めとしては問題無いレベルだ。グレゴリアスが復帰した場合は二遊間の他に、守備指標が-23のミゲル・アンドゥハーに代わりサードの守備固めとして起用される可能性がある。

 


 

CLE

ジョシュ・ドナルドソン(3B)

 

今季は故障によりたった36試合に出場にとどまっているブルージェイズのジョシュ・ドナルドソンをインディアンスが獲得した。

2015年にMVPを受賞したこともある球界を代表するサードの1人で、体調が万全ならばプレーオフに向け大きな戦力アップになる。

サードにドナルドソンが入るとなると、サードのホゼ・ラミレスがセカンド、セカンドのジェイソン・キプニスがセンターを守ることになるだろう。(7月にタイガースから獲得したセンターのレオニス・マーティンは今季復帰しないことが伝えられている。)

 


 

OAK

コリー・ギアリン(RHP)

 

アストロズと熾烈な地区首位争いをしているアスレチックスはレンジャーズからリリーフのコリー・ギアリンを獲得した。今季56試合に登板し、防御率3.51。ユーリス・ファミリア、ショーン・ケリー、マイク・ファイアーズ、フェルナンド・ロドニーに続き5人目の投手の補強となった。

 


 

MIL

ジオ・ゴンザレス(LHP)

カーティス・グランダーソン(OF)

ゼイビア・セデーニョ(LHP)

 

7月にマイク・ムスタカス、ジョナサン・スコープを獲得するなど積極補強を行ったブルワーズが、トレード最終日にナショナルズからゴンザレス、ブルージェイズからグランダーソン、ホワイトソックスからセデーニョを獲得した。いずれもベテランの選手で、プレーオフ進出に向け最大限の補強を施した形となった。

 

グランダーソンはレフトのライアン・ブラウンらと併用されることになるだろう。

課題のある先発陣ということもあり、実績・実力ともジオ・ゴンザレスが1番手投手になるとみられる。年々平均球速が落ち、現在では全盛期よりストレートの平均球速が4マイルほど落ちているが、今季は昨季の球速をほぼ維持している。

 


 

LAD

ライアン・マドソン(RHP)

デビッド・フリーズ(3B)

 

クローザーのケンリー・ジャンセンが不整脈のため一時入院し、その後復帰したものの4試合連続で失点するなど不安定な投球が続いている。このようなこともありドジャースは、ナショナルズから38歳のライアン・マドソンを獲得した。

マドソンは今季防御率5.28と低調だが、投球内容自体はさほど悪くはない。今季のストレートの平均球速は95.8マイルで、昨季は95.7マイル。またチェンジアップ、カーブとも昨季とほぼ同様の数値をマークしていることもあり、移籍をきっかけに成績が好転するかもしれない。

 

パイレーツからは右打者のデビッド・フリーズを獲得した。ドジャース打線は近年左投手に苦しむ場面があり、そのことを考慮しての補強とみられる。主にバックアップとしての起用がメインとなるだろう。