超新星ワンダー・フランコは「史上最高の遊撃手」になれるとの声も

noteに6/29公開した記事です。

 

これほど素晴らしい才能を兼ね備えた選手が存在するのか。
2017年のインターナショナルFAにおいて契約金382.5万ドルでタンパベイ・レイズと契約したドミニカ出身のWander Franco(SS/18歳)はマイナーで目覚ましい成績を残し続けている。今季1Aで開幕を迎え、62試合に出場し6本塁打&.318/.390/.896をマークし、先日18歳ながら1A+に昇格した。2019年開幕前のプロスペクトランキングで全体1位に輝いたブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJrの評価をすでに超え、一部では「恐ろしい存在」だと認識される域にまで到達しつつある。3歳も年上のチームメイトらからもスペイン語で「El Patrón」(The Boss)と呼ばれるほどである。

 

ドミニカ共和国で育ったフランコは当時12歳で学校を辞め、プロ野球選手になることを目指した。その4年後、16歳となった少年はMLB公式サイトのインターナショナルFAランキングで1位(その後大谷翔平のメジャー挑戦が決まり、2位となった)に輝くなど、周囲から大きな期待を集める存在にまで成長した。左右構わず華麗なスウィングから放たれる強い打球に加え、スムーズな守備と穴が見当たらない。そんなフランコを獲得に成功したのは前述の通りレイズである。

 

複数の情報筋によると2017年にヤンキースが600万ドルを費やしてフランコと契約するのはほぼ確実だったという。しかし、2016年12月の新労使協定において、国際アマチュアFA選手への契約金が制限されたこともあり、それが叶うことはなかった。

 

1Aのレイ・ルイーズ監督は「私はブラディミール・ゲレーロJrを見た。彼も同じ自信、存在感を持っていた。しかし、私はワンダーの方が優れていると思う。」また、1Aでフランコの隣を守っていた三塁手のコナー・ホリスは「彼はあなたたちが野球のダイヤモンドでこれまで見たことのないいくつかのプレーをする。それはあなたを驚かせる。」と述べた。

 

同選手はゲレーロJr、フェルナンド・ターティスjr、イーロイ・ヒメネスらが卒業したこともあり、現在MLB公式サイトのプロスペクトランキング全体1位の座にいる。これは20年開幕前に発表されるプロスペクトランキングでも変わらないだろう。「両打ちでジョー・マウアーにパワーが付いた打撃能力を備えつつ、ショートを守れる」選手に敵うプロスペクトはそう簡単には現れないからだ。たとえ、今メジャーに昇格したとしても彼は活躍することがてきる。

 

ジョー・マウアー(C)
1A(19歳)
三振率8.8% 四球率12.8% 本塁打率0.8%
.302/.393/.785

 

ワンダー・フランコ(SS)
1A(18歳)
三振率7.3% 四球率11% 本塁打率2.2%
.318/.390/.896

 

彼の打撃能力にケチをつける人がいれば、きっとそれはアルバート・プーホルスやミゲル・カブレラの打撃にもケチをつけている人だろう。それほど、彼のバッティングは素晴らしい。

 

メジャーリーグ昇格前に英語を習得したいと考えているフランコは授業を真剣に受けている。(来季の後半戦にもメジャーデビューの可能性も。)彼は賢く、知覚的で呑み込みも早いという。しかし、野球とは違いまだまだ発展途上とのことだ。

同選手は「将来、殿堂入りしたい」と述べ、18歳ながら確固たる目標を持ってプレーしている。

 

将来殿堂入りすることはもちろん、「史上最高の遊撃手」という称号を手に入れる可能性も十分に考えられるだけの才能がワンダー・フランコにはあると私は思う。

 

参考・引用記事
「How Wander Franco became MLB's next can't-miss kid」
https://www.espn.com/mlb/story/_/id/26794343/passan-how-wander-franco-became-mlb-next-miss-kid

Jeff Passan記者のtwitter
@jeffPassan